前世奴隷説。
いきなりだが、俺の前世はきっと奴隷だ。
どうでもいいことかもしれないが凄く重要なことかも知れないのでここに書き記す。
根拠ならある。聞いてくれ。
【前世奴隷説根拠その①】
首、手首、足首が物凄く弱い。
具体的にはめちゃくちゃくすぐったがりなのだ。少しでも他人に掴まれたら発狂する。
一回くすぐったいモードに入るともう本当にやばい。
どんなに可愛い浜辺美波ちゃんにも突然がしっと掴まれたとしても、一瞬で本能的に拒絶反応が出てしまうのは俺だけだろう。
これは恐らく前世の奴隷の時に鎖に繋がれていたからだ。
【前世奴隷説根拠その②】
素朴な食べ物が好き。
納豆にタレをつけないでも美味しいと思うし、サラダにドレッシングをかけないでも美味しいと思う。
どんなに可愛い浜辺美波ちゃんが味がないような食べ物だけを作ってくれたとしても、きっと死ぬほど喜ぶのは俺だけだろう。
これは恐らく前世の奴隷の時に味が素朴な食べ物しか食べてこなかったからだ。
【前世奴隷説その③】
すぐに他人に媚を売る。
影響力のある人にすぐ媚びを売るし、言われたことだけやるのに苦痛を感じない。
どんなに可愛い浜辺美波ちゃんに蹴られ罵られたとしても、浜辺美波ちゃんのためだけに尽くし続けるのは俺だけだろう。
これは恐らく前世の奴隷の時に怒られるのが怖くて媚びること、言われたことをやることしか出来なかったのだ。
【前世奴隷説その④】
浜辺美波ちゃんが好き。
浜辺美波ちゃんがこの世界で1番可愛いし1番好きな女性だ。
どんなに可愛い浜辺美波ちゃんがどんなに可愛いかったとしても、きっとここまで可愛いと思っているのは俺だけだろう。
これは恐らく前世の奴隷の時に浜辺美波ちゃんのような上品さのある貴族の元で働いて憧れや尊さがあったからだ。
ここまで読んで頂いてわかったと思うが、俺の前世は圧倒的に奴隷だ。
それは今世でも本質的な部分は変わらないのかもしれない。未だ社会の奴隷なのかもしれない。
憧れる側で使われる側。
前世が奴隷なのに、今世もこんなんじゃ、前前前世どんだけ悪いことしたんだよ。
誰だよ。マジで。出てこいよそいつ。
君の名は?って感じだわ。
来世のおいらに期待大ってことっすね♪