姿勢は悪い。俺は悪くない。
俺の名前は地獄ぷーたろう。
どこにでもいるしがないフリーターだ。
突然だが俺の悩みを聞いて欲しい。
俺は姿勢が地獄のように悪い。
姿勢が悪いことが原因で何度怒られたかわからない。
ただよくよく考えて欲しい。
俺の姿勢の悪さには20年近く積み重ねてきた圧倒的な経験値がある。
これを今更変えろって方が無理がある。
姿勢を変えるのは激ムズなことだ。
滑舌が悪いのは許される。
しかし、姿勢が悪いのは許されない。
人の話を聞いていないとか、やる気がないとかじゃない。姿勢が悪いだけだ。
滑舌が悪いのと何ら変わりはない。
おいおい。
不平等は良くないぜぇ~。
姿勢はずぅーっと意識してれば確かに正しい姿勢のままでいられる。
しかし、滑舌だって気をつければ相手に伝わりやすいように話せるじゃないか。
相手の話を聞こうとしてる意思がないと見なされるなら、滑舌が悪いのだって相手に話を伝えようとしている意思がないということではないか?
しかし、実態はどちらもそんな事ないんだ。
逆に真面目に聞けば聞くほど集中して姿勢が悪いのが表れるし、姿勢ばかりを意識しても話に集中出来ない。
それに例えば、会議で姿勢が悪いやつがいたらそいつが気になって周りの人に迷惑がかかるかもしれない。
だけど滑舌が悪いやつが話しても滑舌の悪さが気になって話が入ってこないはずだ。
何が言いたいかというと平等にしなければいけないという事だ。
この世界は平等でなければならない。
対等でなく平等である。
急に道端で人をぶん殴って、男は許されるが女は許されないなんてことはあってはならないのだ。逆もまた然り。
姿勢が悪いやつを叩くなら滑舌が悪いやつも叩かなければならない。
罪は同じなのだ。
滑舌が悪いやつを注意しないのなら姿勢が悪いやつも注意してはならないのだ。
なぜならこの世界は平等でなければいけないから。
どっちが嫌というのは個人差でしかない。
この世界ではキティちゃんが正義でシナモンロールが悪なんてことはない。人気はある。
たまたま姿勢が悪いやつの方が嫌がられていただけだ。
もしくは滑舌が悪いやつはしょうがないという甘えた風潮があるかだ。
俺が生きていく上で姿勢が悪いというのは他の人と比べて不利なのは充分承知だ。
だが、俺は思い続ける。
悪いのは姿勢であって俺ではない。
無駄なあがきだが少しでも理解してくれる人がいてくれたら嬉しい。